色がもたらすその人自身


みなさん、こんばんは。

蒸し暑い日が続きますね。

 

今日は朝から楽しみにしていた『風の谷のナウシカ』を観ました。昨日の金曜ロードショーのやつです。

もう何回も観ていてストーリーも結末も知っているにもかかわらず、毎回新鮮な気持ちになるのは何故なんでしょう。特にジブリ作品なんて、子どもの頃から繰り返し見ている作品が多いのに。

頻繁に観ているわけではないので、だんだんと忘れてしまっているということかなあ。

 

 

今回のナウシカは、登場人物の服が気になって魅入ってしまいました。

この人の服こんなデザインだったのか、色味がきれいだなあ。あの装飾はなんだろう。細かい作り込みが気になって仕方なくなります。ちゃんと見たくて、巻き戻ししたりして。

ストーリーが分かっているからこそ、そういうデティールに気がついて注視できるようになったのかもしれません。

 

ナウシカの水色の服は、子どもの頃とても憧れた覚えがあります。子どもの頃は水色が好きで、持ち物や自分で選べるときは水色を選んでいたっけ。

水色って手に取りやすかったように思います。女の子は女の子らしく、という暗黙の了解や親の期待の中で、青や黒は選びにくくて。でも、ピンクや赤色といったいかにも女の子らしい色は選びたくない。

そういう時の水色。青ほど男の子っぽくなくて、透明感のある優しい色合い。

今の子のランドセルは、様々な色味があって良いなあと思います。本人が納得して好きな色を選んでいるのが素敵。そしてそれを許容している親御さんたちも。

 

クシャナ殿下の白いマントと金の鎧も、改めて見ると格好よかったなあ。白と金のコンビネーションが気高く、気品が溢れている。クシャナ殿下にぴったりです。

後半に白いマントが無くなって白いワンピースと金の鎧になったとき、想像以上に女性らしくなるのがグッときます。ワンピースの形が可愛らしいのに、格好良い。

相反する要素が組み合わさっているのにうまく調和して、クシャナ殿下自身を表しているように思います。

立ち振る舞いや言動も影響があるのかな。それで余計に格好良く見えているのかもしれません。

 

 

何度となく観ている作品ですが、ストーリー以上に楽しめました。

来週の『コクリコ坂から』、再来週の『もののけ姫』も楽しみです。