だから私は大人しく、イヤホンで耳を塞いでいるよ。


周囲の音がとても気になります。

人の声、生活の音、車のドアを閉じる音、犬の吠える声、電車が通るときのカンカンと鳴る音...音楽であればそんなに気になることもないのですが。

 

いや、音楽でも気になるときは気になりますね。車から漏れる音楽が「この曲は聞いたことがないけれど、アイドルかなあ。K-POPっぽい」とか、ピアノの練習の音が聞こえれば「ブルグかな?上手だなあ」とか、気にはなるけれど前向きな気持ちというか、雑音とは思っていない感じで。

 

 

もともと大きな音があまり得意ではありません。急に大きな音がしたとき、何かに責めたてられているようで気がそわそわしてしまいます。

事前に決まっているとしても、それはあまり変わらない気がします。カラオケもあまりに大きな音だと、頭が痛くなるのでなるべく休憩をとるようにしていました。このご時世になってすっかり行く機会が減ったので、それはとてもラッキーでしたが。

以前の職場ではよくカラオケに行っていました。交流目的と言われましたが、カラオケでなくてもいいのでは...有無を言わさず連れていかれるのはなかなか精神的にしんどいものがあったなあ。ストレスの発散とも言われましたが、そういうのは個人で方法が違いますし、別でやるから大丈夫ですよう。

 

 

最近困るのが花火の音なんですよね。日程が分かっていても、聞こえてくるとびっくりしてしまいます。ご近所の犬も吠えている。私もその気持ちが分かるよ。

 

なんでこんなに嫌になっちゃったんだろう。以前は花火大会と言うだけでわくわくしていたし、観に行って大きな音が鳴る中で綺麗な花火が打ちあがる夜空を見上げているのも好きでした。大きなりんご飴と姫りんご飴で迷って、結局大きなりんご飴を食べていたっけ。

 

コロナ禍でできなかった分、最近は何かと花火が打ちあがっているような気がします。各イベント毎に、何度も何度も。一日だけ長い時間どーんと大きな音が鳴るのではなくて、毎日少しずつ大きな音が鳴るということが嫌なのかもしれません。

 

 

とはいえ、花火の音が聞こえればそれは世の中が少しずつでも良くなっているということ。人が集まるイベントが再開されて、お金が循環し、人々に笑顔が戻って。

だからちょっとの時間の大きな音なんて、塞いでしまえばなんてことは無いのです。それ以上に価値のあることだから。