ひとりごと

親愛なるあなたへ

ああ、ついにその時が来てしまったかと思った。 もう二度と逢えなくなることが、これほどまでに寂しいと思うのは何時ぶりだろうか。 生きる世界が違っても、今何をしているか知らなくても、きっとどこかで元気に生きていると信じていた。大丈夫だという根拠…

知らない間に失った「若い」という才能

また、新しいことをしなければならないと、私は私をせめぎたてます。 現状維持のままではその物事の精度を上げる事しかできないのは分かっているけれど、新しいことに取り組む余力がないと感じる時には、心が折れそうになります。 ずっとこのままでいたいな…

可愛げが無いと言われた話

他愛無い雑談中に、私ができないことを話していたはずなのに、「それが出来るようになっても可愛げが無い」と言われました。 この「出来るようになっても」には2通りあると思っていて。 並列としての「出来るようになって『も』」の意味ならば、今現在も可愛…

まわり道

真っすぐな、定められた道を進んでいる人がこの世の中にはどれくらいいるのだろうと思います。 見通しが良く、周囲に何もない一本道。 そういうイメージって都会ではないんですよね。一本道って都会でもあるのに、周囲に建物が所狭しと並んでいて、本当に一…

日常に潜む、プルーストのマドレーヌ

無意識のうちに、誰かを思い描いていることがありませんか。 「この香水は■■さんが使っておられたなあ」 「この食べ物は△△さんが好きだったやつだ。あのお店で美味しそうに食べていたっけ」 「こんないい加減なことをしたら、○○さんに叱られてしまうなあ」 …

小さな世界と大きな世界

今住んでいる場所は、ほどよく都会です。車があったら便利だけれど、無くても公共交通機関が多いので移動には困りません。都会といえど、緑も多いし少し行けば海もあります。私には、ちょうど良い場所です。 日常生活ではそれほど都会と感じていないのですが…

私をかたくする言葉

時に人は言葉に鼓舞され、自分の実力以上の力が出ることがあります。それは、その言葉のみの力かもしれないし、自分の尊敬する・心を許している人からの言葉だからかもしれないし、様々です。 同じ言葉でも違う人からの言葉であったり、タイミングや言葉のニ…

手紙と文字と

手紙は書くのもいただくのも好きです。私の手元には、今までいただいた手紙がたくさん保管してあります。 私自身の手帳や日記は片付けてしまったけれど、その手紙たちはなかなか捨てられません。しっかりとした便箋に書かれたものから、贈り物の一筆箋に仕事…

戻ってきたのは

ふいに、「音楽が聴きたい」と思った。 以前こんな投稿をしました。 mmakeithappen.hatenablog.com いつからか止めてしまっていた音楽を聴く習慣。 イヤホンすら持ち歩かなくなって、自宅でも音楽を流すことが無くなっていました。音楽番組やYouTubeなどの配…

自分に向き合うこと

自分のことを伝える際に、どうしても避けられない話題がありそれをどこまで伝えればいいか迷っています。その話題が人によっては重く、今までは私の見方が変わってしまう人もいました。 特に個対個ではなく、対複数のときに話すのは絶妙に難しい。 そして少…

「できない」と「やらない」

できないことってたくさんあります。自分が今までしたことのないことがこの世の中に想像ができないほどあるし、苦手そうだと思って避けたことだってあります。何度か試したことはあるけれど、できるようになるまでやったことの無いこともありますね。 いざ、…

全速力で走り抜くことには限度があるという話

今、少し息切れしている感覚があります。毎日課せられること、私が自分自身に課していること、そのすべてをこなしている。こなそうと時間を作り、何かを削っている。 気づかないうちに追い込んでしまうのは、私の悪い癖ですね。今まではそれでよかったのかも…

対話するということ

当たり前のことなのだけれど、世の中にはたくさんの人がいる。 私という人間は、色々な経験が組み合わさってできているといっても過言ではないと思います。そしてそれは、相手にもそれまで生きてきた経験があるのだということを、話しているうちに思い出しま…

受取り難い言葉

強い言葉をよく見かけます。 相手に興味を持ってもらおうとして、あえて強い言葉をタイトルに使うことで記事を読んでもらう。その気持ちはよく分かるのです。心理的なテクニックとしても成立しているところもありますし。 けれど、最近はその興味を惹くとい…

決めきれない名前から考える私の性格

何かを始めるとき、登録が必要なものってあるじゃないですか。 あの時、アカウント名や名前を決めるのにいつも苦労します。特に後から変更ができないものは、その場で決めなければならないのでいつにもまして慎重です。登録画面で固まり、数時間かけて決める…

その優しさが嬉しかったという話

先日から、新しいことを始めるにあたり色々な人に声をかけたりお話を伺っています。疑問点の相談、手続き関係について、力を貸してほしいことなど、それは多方面にわたります。 私一人の力ではどうしようもないことが、山ほどある。 他人に声をかけるという…

こだわりが強い、の意味

思ってもみない方向から、矢が飛んでくることがあります。 何気ない会話の延長線で、「それ相当こだわっているよね。こだわりが強いなあ」と言われたことがあります。 私からすれば、それはこだわってやっていることではなくて「こうやってみたら良かったの…

人が変わるとき

『人は変えられない』 いつしか、当たり前のように浸透してきました。 確かにその通りです。「自分」は自分で変えられるけど、「相手」は変えられない。 相手がどんなに間違っていてもそれが悪だとしても、自分で変わろうと思わなければ、そして行動しなけれ…

音楽が止んだ

いつからか、音楽を聴くことを止めてしまったと思う。 以前ピアノをしていたこともあって、楽器の音が好きです。 ピアノから始まり、金管楽器、木管楽器、弦楽器、打楽器などの吹奏楽や交響楽団、オーケストラ。実際にコンサートにも行っていました。何百席…

曖昧な私の輪郭

自分を表す言葉を選ぶのが難しいことについて。 自分が「これこれこういう人間です」と表すような言葉が見つからなくて、困ることがあります。装飾というか修飾語というか。どうやって他の人が選んでいるのか不思議に思います。 困り果てた挙句「自分がどう…

貶めて手にいれるものとは

以前、友人と食事をしようと駅に集まりました。夕方の、ちょど良い時間帯。予約をしていなかったのでお店を探しつつ何を食べるか迷っていると、とある店の客引きの人が声をかけてきました。 その場でやんわりと断り、他のお店に決めて入ろうとした時、 「あ…

だから私は大人しく、イヤホンで耳を塞いでいるよ。

周囲の音がとても気になります。 人の声、生活の音、車のドアを閉じる音、犬の吠える声、電車が通るときのカンカンと鳴る音...音楽であればそんなに気になることもないのですが。 いや、音楽でも気になるときは気になりますね。車から漏れる音楽が「この曲は…

他者の中の「わたし」

最近、長らく怖がっていたことを何とか始めるにあたって、まず自分の信頼できる人に話をすることができました。 信頼しているからこそ、ずっと話をしてこれなかったのです。パーソナルスペースがもともと広いこともあって、一定の距離を保っていました。つか…

どれくらい先の「未来」を想像できますか

何かと煩雑な世の中、もっと簡単に生きたいものだなあと最近思わずにはいられません。 それか何かに打ち込んでいても、まわりの雑音が聞こえないようになりたいです。何かをしていても、それにまつわる事柄を調べている最中に雑音がどうしても耳に入ってしま…