失って得た


みなさん、こんばんは。

危険な暑さが続きますね。本当に酷暑。日差しの強さが目に沁みる...

私は元々目の色素が薄くサングラスをかけた方が目の保護に良いらしいのですが、なんせ眼鏡があまり好きではなくて。頭の周りを締め付けられているのがどうも好きになれず、頭痛も頻発してしまうんです。

以前PC作業で眼の疲れを感じるようになってから、ブルーライトカットの眼鏡を購入して使用していました。けれど、やはり頭痛がするのであまり長い間使用できず…既製品ではなくて、きちんと眼鏡屋さんで作ってもらったんですけどねえ。

最近の外での日差しの強さには、サングラス購入を検討しています。頭痛なんていってられない。

 

 

最近、バターを使用して料理を作ることがあります。火を使った料理は極力避けたいですが、そればかりだと料理のレパートリーが少なくて飽きてしまう…

 

今まで、バターを使った料理があまり好きではありませんでした。

お菓子やパン類は、まだ大丈夫でした。バターたっぷりのクッキーやケーキ、あんバターサンド、クロワッサン…バターの風味がまっすぐ届いても、受け入れられるものというか。

 

けれど料理となると、どうも香りと甘みが受け入れられなくて。

野菜やお肉にバターが纏わりついて、バターが勝ってしまう。直接油を食べている気分になって、気持ちが悪くなってしまうこともありました。使用しているバターも関係があるのでしょうかね。

 

 

そんな中、この間フライパンでパスタを作りました。

バターとめんつゆで味付けをする、きのこの和風パスタ。

バターで初めに具材を炒めて、水・めんつゆをいれてパスタを加えて煮て仕上げる。いわゆるワンパンパスタです。

 

これがとても美味しかったのです。

めんつゆとバターの風味が混ざり合って、こんなに相性がいいのかとびっくり。具材もしめじときゃべつのみでしたが、いつもより旨味が感じられて美味しくて。お肉をいれていなかったのに、しっかりした味でお腹が満たされました。

 

以前なら、バターをサラダ油やオリーブオイルで代用して作っていたと思います。

経験値として「このようなものだ」と受け入れられるようになってきたのもあるのでしょうが、おそらく味覚が以前より鈍くなってきているのかなあ、と。刺激の強いものに、だんだんと慣れていくように。

バターの味が旨味で、他の食材とぶつからないということを初めて感じました。むしろまろやかな味に変化している…

突き刺すような苦みのアイスコーヒーが苦手でしたが、もしかしたらアイスコーヒーも美味しく感じられるようになっているかもしれません。

 

 

順調に味覚が鈍くなっていっている。

つまり繊細さを失っていっているということ。

それは時に悲しく、今まで感じられたものが感じられなくなる戸惑いや苦しみもあるでしょう。過去の自分との共通する感覚を、失ってしまうとも考えられますし。

 

けれど、別の楽しみを増やしてくれることもあるのです。